晴れた日の朝



「おいしーい!」

「よかった、よかった」

店内はあまり客がいなくて、ハルの声がよく響く。

「美味しいかい?お嬢ちゃん」

「はい!とっても!」

そば屋の主人からも声をかけられちゃうほど、ハルは笑顔だった。


「康ちゃん、チェックイン何時?」

「ん~っと、3時かな」

「それまでどうするの?」

「・・・海、行く?」

「・・・行くーっ‼」



ほんとによく響く。











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