晴れた日の朝



「すごーい!」

「きれーだなぁ」

田舎だからなのか、なんなのか、

海には誰もいなくて、砂浜はまっさらだった。

「きゃー」

「あはは、あんま遠く行くなよー!」

「うんー!」


サンダルを脱いで、足首を水にいれた。

俺より深いところのいるハルを見て思った。




ハルは人魚姫みたいだ。








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