黒。
☆ルナ☆
「ねぇ…。たまには、二人で学校行こうよ」
…急にどうしたんだろう?いきなり甘えん坊になっちゃって…。カワイイな〜。少し意地悪言ってみよう。
「えー、今日はちょっと…。」
「ん…だめ…?」
でたー!ルキアお得意のうるるんお目々!…面白い。でも、そろそろかわいそうになってきたので…。
「よおぉしっ!行くぞおぉ〜!!!!」
ルキアの華奢な腕をつかみ、走る。
「うわあ?!」
ルキアの顔がぱっと晴れた。校門に着いた。すると、
「明日も…だめ?」
いや、駄目だから、その下から目線的なやつ!例え姉でも断れないから!とおもいつつ、
「いいよ」
と言った。
こんなに可愛いヤツが弟でいいのだろうかと思う反面、私は確かに違和感を感じていた。
ルキアの様子がおかしいのだ。『姉』に対して話してるのとはちょっと違うような気がしたのだ。
「キーンコーンカーンコーン…」
そんなこんなでいつも通りに一日が過ぎてゆき、部活も終わり、これからバイトへ向かう。最近できたばかりの家の向かい側にある店だから、行き来するのに時間もかからない。
だけど…。それがいけなかった。
いや、その前に私がいなければよかったのかもしれない。
始まっていたのだ。
もう止めることのできない、
どうしようもない結末(うんめい)が。
始まっていたのだ。
ヲワリ が。
「ねぇ…。たまには、二人で学校行こうよ」
…急にどうしたんだろう?いきなり甘えん坊になっちゃって…。カワイイな〜。少し意地悪言ってみよう。
「えー、今日はちょっと…。」
「ん…だめ…?」
でたー!ルキアお得意のうるるんお目々!…面白い。でも、そろそろかわいそうになってきたので…。
「よおぉしっ!行くぞおぉ〜!!!!」
ルキアの華奢な腕をつかみ、走る。
「うわあ?!」
ルキアの顔がぱっと晴れた。校門に着いた。すると、
「明日も…だめ?」
いや、駄目だから、その下から目線的なやつ!例え姉でも断れないから!とおもいつつ、
「いいよ」
と言った。
こんなに可愛いヤツが弟でいいのだろうかと思う反面、私は確かに違和感を感じていた。
ルキアの様子がおかしいのだ。『姉』に対して話してるのとはちょっと違うような気がしたのだ。
「キーンコーンカーンコーン…」
そんなこんなでいつも通りに一日が過ぎてゆき、部活も終わり、これからバイトへ向かう。最近できたばかりの家の向かい側にある店だから、行き来するのに時間もかからない。
だけど…。それがいけなかった。
いや、その前に私がいなければよかったのかもしれない。
始まっていたのだ。
もう止めることのできない、
どうしようもない結末(うんめい)が。
始まっていたのだ。
ヲワリ が。