❤不良なアイツと私の関係Ⅰ❤
―――――水臭いこと言わないで。
――――そんなんやないよ。
―――――じゃあ何なの??
――――ええやん、今のが自由で。
―――――あなたを独り占めしたい。
――――他当たってや。俺は降りる。
「・・・んぅ・・・。」
思わず声を出してしまう。
「誰かおるん?」
シャ___
おもむろにカーテンが開けられた。
目に入ってきたのは、赤い頭。
「なんやあ、べっぴんさんやん!
サボり??」
赤い頭は私に話しかけてきた。
「起こしてもてゴメンやで~。
気にせんと爆睡してなぁ~??」
ゆる~い関西弁。人懐っこい笑顔。
ゆるく結ばれたネクタイ。
崩して着ている制服。
パンツ見えてますよー。
それにしても綺麗な顔立ち。
赤い短めの髪を立たせてあって猿みたい。
「なになに~俺に見惚れえたりする~?」