❤不良なアイツと私の関係Ⅰ❤





正直、そんなに騒がれている男たちに興味はないことはない。




でも、

「関係ないじゃん、音楽室行こ」


私の言葉はよそに、ユナは後でキャァキャァ言っている。


「ふへ!?ちょ~・・・え!!??」


ユナの変な声と同時に、私の肩は掴まれた。




振り返るとそこには・・・





「げっ!赤毛猿!!??」


真っ赤な頭のお猿さんがいた。


「猿!!??なんじゃそりゃ。ってやっぱり
 自分やったんや~純情バー・・・」


「コラァ!!こんなとこで何言いやがる!!」


「はは~気ぃ強い子も嫌いやないで~!!
 自分なんて言うん??」


「は!?」


「名前や名前♪」


「・・・片岡華恋」


「華恋!!かれにゃんやな!!覚えたで~~
 今からどこ行くん??」


ダイチ。


あぁ、こいつがダイチなんだ。


噂の2人の片割れ。



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