❤不良なアイツと私の関係Ⅰ❤
まー騒がれるのも無理はないルックスだけどさ。
「ははっ。俺はダイチやで~~!!
よろしく、かれにゃん♪」
別によろしくしたくないし。
そう思ったけど、一応先輩だからペコリと礼をしておいた。
赤毛猿こと、ダイチは人懐っこい笑顔で、
・・・笑う。
案の定、ユナのほっぺはピンク色に染まっていた。
フン!所詮、赤毛猿じゃんかよッ!
「おい、ダイチ。早くしろ」
突然低い声が聞こえてきた。
「お~すまんすまん!
レンヤが呼んでるから俺行くわな~!!
ほな!」
レンヤ。そう呼ばれた男に目をやった。
「あ、あの人がレンヤさんだから!
2人とも見れてよかったじゃ~ん!」
この辺じゃ有名な不良と言われている男。
赤毛猿のツレだし、どんだけ派手な男が出てくるんだよっと思ってたんだけど
意外にも彼の頭は黒かった。