❤不良なアイツと私の関係Ⅰ❤
「また純情トークしようよ~。
ホント誰も私の純情話聞いてくれねーしさ!!」
「はは、いつでも聞いてやるよ。
片岡が相変わらずで安心した。」
そう言って爽やかに微笑むタケは正真正銘爽やかボーイ。
眩しいすぎて目が痛い。
「私は変わらねーの。マジメな彼氏を見つけて、私だけを愛して欲しいの。寄ってくる男はマジでチャライのばっかだし・・・。私は私だけ見てくれるような人が現れるのを待ってるから。運命の彼を!!!!」
「ふ。出ました、片岡の純情論。
まったく俺も同感だけどね」
タケのその言葉1つで心が温かくなる。
周りから「タケシ君と話してるの尻軽女じゃね?」って言う女の声が聞こえても、知らんふりできる。
「じゃーまたね!」
「おう!いつでも連絡しろ!」
そう言って右手を挙げたタケは紛れもなくこの学校には場違いなオーラを放っていた。
そりゃ、周りからヤジ飛ばされても仕方ないか。
つくづく女ウケ悪いな、私。