❤不良なアイツと私の関係Ⅰ❤
「皆、レンヤの巣が倉庫やて勝手に想像してんねん。族ちゃうんやけん~」
「じゃあ何!?」
「レンヤん家」
「ええええええええぇえ!?」
家に連れ込む気!?
マジ、手出すの早くねぇ!?
「ダイチ、コイツうっせぇからヤダ」
そう言って私を指差すのはまぎれもなく帝王。
「ゆ、指差してんじゃねぇよ!!」
あ、つい。
つい、なんだよ。つい。
てへ★
「あぁん!?」
ものすごい顔で睨みつけてくる帝王。
でも・・・負けるもんか!
私は曲がったことが大嫌いなイイ子ちゃんなの。
・・・そうは、思っても・・・
「てめぇ、助けてやったのに礼もなしに、
よくそんなこと言えんな」
ゾクっとくる、低い声。
「だ、だって指差したのは事実じゃん!」
コイツマジで高校生?迫力ありすぎじゃん。