❤不良なアイツと私の関係Ⅰ❤




あぁ、言うんじゃなかった。

誰か助けて。


「まぁまぁ、ええやん。こんなカワイイ子大歓迎やし!」


助けてくれたのはやっぱ赤毛猿で。


ユナはカワイイって言われたことに舞い上がっている。


向かう途中、赤毛猿は耳元で

「心配せんでも純情バージンちゃんとその友達を食おうなんておもうてへんから」


って囁いた。



・・・また純情バージンって言いやがった。








******




帝王・レンヤの巣。


なぜか、高級マンションだった。



「す、すっごい・・・」


「まあ上がりや~」



自分の家のように中に案内する赤毛。

玄関には無数の靴。


まぎれもなくここは“たまり場”





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