❤不良なアイツと私の関係Ⅰ❤
「ご、ご家族は?」
「あ?そんなもんここにはいねぇし」
「こここはまさにレンヤだけのお家や」
なに!?帝王って、お金持ち!?
ユナは興奮して震えていた。
私は、緊張して震えていた。
「お前ら~カワイイ子連れて来たで~」
そう言って、リビングの扉が開かれた。
ひひひひひ、広いっ!!!
なんじゃ、ここ!?
スウィートルームですか?
リビングは何帖か予想できないくらい広くて。
そんな部屋の中央に置かれたソファーに、帝王は腰掛けた。
まさに帝王のための椅子。
帝王の椅子だけ高級感がプンプンしてくる。