❤不良なアイツと私の関係Ⅰ❤
「ダイチさんの新しい女??」
急に近くにいた男が話しかけてきた。
ちょっとイカツいけど気さくそうな男。
「いや、違います。同じ学校なだけです」
「マジで!?珍しいなあ~!てっきり新しい女なのかと!
まあ、また狙われてるのかな?」
その男はニヤリと笑った。
いやいや、こんな赤毛願い下げなんですけど。
「あ~、俺はシュンっての。よろしく。
ちなみに北高の2年だから」
「マジで!?私も2年だよ。違う学校の子多いの?」
「ここはこの辺の奴らがレンヤさんに憧れて入ってるからな~。違う学校も結構いるよ」
「へ~、憧れね」
男の世界はよく分かんね。
ふと隣を見ると、知らぬ間にユナは男の中に馴染んでいた。
おそるべし、ユナ。
私はここの空気が異色すぎて馴染めない。