❤不良なアイツと私の関係Ⅰ❤
とりあえず最初に話しかけてくれたシュンと話す。
帝王は相変わらずソファーで帝王風吹かせてるし、
赤毛は携帯を片手にウロウロしている。
あのー、私たち帰っていいんですか?
買い物の途中だったんだよ!こっちは!
「カー子も気をつけナよ。最近この辺物騒だから」
私が心の中でグチグチ言ってると、
なぜか私を「カー子」と呼ぶシュンが話しかけてきた。
「物騒??」
「あぁ。なんかヨソ者が最近この辺で暴れまわってるらしい。女も被害受けてるし、気をつけた方がいい」
女も?それって犯されたり?マワされたり?
・・・なんじゃそりゃ!!??
「ありえねー!!なんだよ、その話!!」
思わず大声を上げて立ち上がってしまった。
その瞬間、部屋の空気が止まった。
「か、華恋・・・?」
やっちまった・・・。
思わず・・ね。つい。
てへ★
「この女マジうるせぇ。だからこんなの連れてくるのヤだったんだよ」
どうやら、帝王を怒らせてしまったみたいです。