君が恋しくて


「?!」

その声に目を開けると

鼻と鼻がくっつきそうなくらいの距離に
人の顔があった。



「そ 壮ちゃん!!!!?」


驚いて勢い良く
上半身を上げると、

ゴンッと私のおでこと
壮ちゃんのおでこがぶつかった。



「...痛い」


おでこを手でさする
壮ちゃんを凝視しながら
私は反論する。



「なっ

勝手に私の部屋に
入ってこないでよ!!!変態!!!!」


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