今宵、貴女と夢心中
迷っているうちに、ついに教室まで小崎くんがやって来ました。
斧のようなものを持って、私を見つめています。
咲ちゃん逃げないでよ、そんなに僕が嫌なのかい?
小崎くんが近づくたび、私は一歩ずつ後退しました。
子供たちは、また机の下に身を潜めています。
殺されるのは嫌、と思った時、私は奇跡的に目を覚ましました。
──けれど、あれから眠るのが怖いのです。
あの夢の続きを見るのは嫌なんです。
お願い、助けて下さい。