今宵、貴女と夢心中


ひんやりとした空気で、私は目を覚ました。

──そこは、あの暗い教室で。


目を覚ました、と思ったけれど、私は夢の中にいた。

恐怖に胸がざわめく。

孤独が怖い。

来る、来る、来る。

小崎くんが追ってくる。


私はそう思うと、足がすくみそうになります。

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