屋根。
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あたし、高橋 杏。
高校2年17歳。
あたしは、スポーツが好き。だけど、得意ってわけじゃない。勉強はあまりできない。
いわゆるフツーってヤツ。
んで、親友が、山崎 奈々。
こいつは、世間からみると、“ドジ”だな。


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『杏ー笑うのやめなょ!一緒にいるあたしが恥ずかしいからっ。』
その言葉で我に帰った。
「あー・・・ごめんごめん!恥」
『杏ったら・・・ま、杏も気をつけなよ!可愛いからね。』
か、か、可愛い!?可愛いのは奈々でしょ~!
けど言えなかった。
奈々がまた続けて言った。
『だけど、イケメンらしいよ!ちょっと会ってみたいかも★』
「あ、そ、そーだよねぇ!」
はぁ、奈々はつっこむタイミングをくれない。
そーいうのがドジなんだよねー。
ま、たしかに、会ってみたいかも・・・
「んじゃ、また明日ネ~。」
そうそ、下校中だった。
明日、他の女子にも聞いてみよーかな。
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