屋根。
家に帰ってあたしは、その写真を見た。
たしかにあの、バスに乗ってきた男だった。
何となく、子供っぽい顔。やっぱ、見たことある・・・。
考えても、考えても思い出せない。
あたしは、ずっと考えて、思い出せないまま、いつの間にか、寝ていた。



朝、今日もいつもどうり、バス停に行った。けど、奈々が居ない。
きっと休みなんだろうと、バスに乗ろうとした。
すると、バスには、あの男が居た。そこであたしは、学校をサボって、ついていくことにした。
あの男は、前の方に座っていた。だから、男の少し後ろに座った。

少したってバスが発車した。
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