私達の帰り道
プロローグ
あの日は冬を感じさせる冷たい風が吹いていた。


涙が止まらない私に
藤瀬が彼の学ランを私に被せる。




公園のベンチに座る私の隣りに
藤瀬もいる。

藤瀬の横顔を見ると
いつもと違う雰囲気をまとった彼に
胸がドキリとした。

















忘れられない温もり。


忘れられないあの日。




...
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