永遠
ガヤガヤ・・・・ザワザワ・・・



「ったく~。あいつ何組だよぉ!」

すると、3組の教室の前で女子が集まっている。

「「きゃぁ~~~~~佐藤先輩ですよねぇ??」」

「うン。そうだよ。龍哉どこにいるかわかる?」

げッ!?なンであいつがいるンだよ!しかも、弟に会いに来たとか・・・


「えっとぉ~達也君は・・・・あ!あそこにいます!!」


そう言いながら私の方を指差している。


そう思った瞬間。後ろから、


「なんだよ兄貴。教室まで来んなよな。」


(え?)

「い~だろ別に(笑)」

ぎゃぁ~~~~~佐藤(兄)がこっちへ来る!?マズイ絶対バレル

「塚さぁ、誰?お前の隣にいる子?」

「え?あっ!さっきぶつかった先輩ですよねぇ?」

(話しかけてくるナァ~)

「どうしたんすか?」

私が返答に困っていると・・・佐藤(兄)がいきなり大声で

「あぁぁ!お前俺に告ってキタ奴ぢゃアね?」

「え?いや・・・違・・・・い・・ます」


頭の中が真っ白、顔が赤くなるのが自分でもわかった。


「「えぇ~その人がですかぁ~?」」


「おい!やめろよ。兄貴」

「聞いてよ~この子ったらさぁ、この顔で俺に告白してきたんだぜ」

「なッ!してません。人違いです」

「そうだよ。兄貴こんな子が兄貴に告白するわけないだろ」


今すぐここから消えたい・・・早く!早く!

そう、思うと私は佐藤(弟)に学生手帳を勢いよく私走り去った。

「何何~?今度はお前に告白かぁ?って・・・学生手帳かよ。そんなのわざわざ届けにきたってか?ハハ」

「なぁ~兄貴、兄貴に告った人ってホントにあの人なのか?」

「あぁ。間違いねぇよ。あいつだけだよ?あの顔で告ってきたのは(笑)」

「ふぅ~ん」

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