屋上で
まずは鈴木のバスケの試合を見に行く。
その後鈴木も合流して冷時の応援に行くのだそうだ。
本当に鈴木と冷時は仲が良い。
「隣の席、良いですか?」
ここはスタンドで、亜美と渚は私の左隣に座っていたから、私の右の席が丁度あいていた。
「はい、どう…」
私は心臓が止まるかと思うほど驚いた。
「あら、波里さん。久しぶり」
まさかの声をかけてきた人物は、私が中学時代いじめられたグループのリーダー、岡野美利だった。