屋上で
「私、本当に最低だよね…」
「違うわ。それは普通よ。何も卑屈になることなんてない」
「亜美…こんな人でも亜美はまだ親友でいてくれるの?」
「当たり前じゃない!
私たちはずっと親友よ!」
……ありがとう。
私は本当に幸せ者だ。
「後は本人に気持ちを伝えるだけよ!もう自分の気持ちに嘘ついて風上に接したらダメよ!」
「え!?でも…」
「良いわね?親友同士の約束よ?」
「……うん。ありがとう」
亜美にも伝えた。
鈴木にも伝えた。
あとは冷時だけ。
「おい!お前ら!さっき冷時が足踏み外して舞台からて落ちた!今保健室にいる!」
鈴木がすごい勢いで扉を開けてそう言ってきた。
私たち3人は急いで保健室へ向かった。