屋上で


「はぁーやっと居なくなった」



「だから、冷時!」



「良いだろ?俺ずっと我慢してたんだから」



「ずっとって…5分でしょ?」



「違う。中学から」




その言葉に一瞬言葉を失う。





「隙あり」






だけど、冷時はそう言って私を抱き寄せ、すぐさま私にキスをする。
少し口が開いてたから舌まで入れられて大人のキスをされる。




「んっ…れ、いじ…」




"苦しい"という言葉を続けられない。
というより上手く話せない。



私はドンドンと冷時の胸を叩いた。


もう、無理……限界…


このままじゃ酸欠で意識が飛んでしまいそうだ…
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