《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
「駿也です!!」


「入れ…」


「失礼します…」


駿也さんと共に私は初めて、社長室に入った。



「あら??駿也一人じゃないの??」


「…俺だって来たくて来たんじゃない・・・」


私は社長の椅子に座る捺さんに近づく。


「忘れ物…」


「!?」


胸にギュっとし過ぎて、封書がシワに・・・
私は慌てて、そのシワを伸ばした。



「ありがとう」


捺さんは立ち上がって、手を伸ばす。


「大事な書類…シワだらけじゃん。留奈ちゃん」



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