《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
「!!!?」



私は鏡の前に座らされて、振袖用にアップした髪を下ろされる。


神田さんは素早く私の髪をセットし始めた。



メイクも直され、私はスゴイ力で神田さんに引っ張られた。



向かった先は…未成年の私が入れないショットバー。



「社長…30分で連れて参りました!」



「ご苦労だ…。哲…会場は頼んだぞ…」


「はい」



私を桐生社長に引き渡して、神田さんは慌てて、店を出て行った。



「まあ~16歳には見えないな~。来い」



「!!?」
桐生社長は私の腕を掴み、店の奥に入っていく。
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