《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
今夜は早めの帰宅の捺さん。



私をソファーに座らせて、テーブルに紙を広げた。



「!!?」


その紙は婚姻届。


既に、捺さんの名前が書き込まれていた。


「お義父さんの許可は取ったんですか?」


「…別に…当人同士…結婚したいと思ってんだ…他のヤツの許可は要らない。お前は9月から横浜のガッコに編入だ。そこは…結婚しててもOKのガッコだから…心配するな…新居は川崎辺りに購入する予定だ」



「えっ!?」



いきなり、婚約者として紹介された時から分かっていた捺さんの横暴振り。

両思いなったとたん、その横暴さに更に磨きがかかっていた。





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