《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
寝取られた女はどいつも遊び女。


俺自身…別に烈に対して負けたとは思ってなかった。


兄貴のお古を抱くハイエナ男と蔑んでいた。


でも、留奈だけは渡せない。
マジで惚れてるから。



「お前みたいなハイエナには渡せない!!」


「兄貴は悪魔だろ?」


「…学生のお前にはまだ理解出来ないだろ?……若くして社長になった俺の苦労なんて…心底、人に社長として、認められる為には…悪魔だと言われようが…厳しさも必要なんだよ!!」


「それが1万人のリストラか?経営が厳しいからって…酷いんじゃねぇの?本当に悪魔だよ~兄貴は…会社の利益しか頭にないんだ…」


俺は口を固く閉ざしてしてしまった。


俺だって本音はリストラなんてしたくない。
不景気からなかなかな抜け出せない今のご時勢。


俺だって努力してるが…会社としては大きな仕事を得るけど…なかなか利益に結びつけるのは難しい。













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