《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
「…他の家庭の奥様と同じコトをすればいい」



俺は適当に返した。
お前がそばに居てくれるだけで…他に望むコトなんて俺には無い。


お前が俺のモノでさえ、あればいいんだ。



「・・・同じでは嫌です!私は捺さんの支えになりたいです」



「支え?」


「会社の愚痴だって何でも聞きます!」



俺は煙草の煙をガラス窓に向かって、吐き出す。
白い煙は一筋の線を描きながら、儚く消えていく。



「俺はお前に仕事のコトを愚痴るつもりは無い。愚痴るなら哲が居る」






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