《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
「…あいつ…なかなか納得しなくて…よかった~」



そう言い捨てて、私の肩から手を離して、椅子に座る桐生社長。



「私…いつ…あなたと??」


「永遠に報われない恋をしていくつもりか?」


「私はお父さんのコトなんて・・・」



でも、彼の言葉で自分の長年、抱いていたお父さんに対する違和感な想いに納得がいく。



お父さんに恋してたなんてーーー


禁断の想いが私の身体に重く圧し掛かる。
お継母さんに対して、良心が痛む。


その想いは罪だ…
私の身体はその罪の重さに震える。


私は力が抜けたようにヘタリと椅子に座り込んだ。






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