《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
いずれ人の上に立つ者として教育されてきた俺は…人に甘えるコトは自分の最も弱い面を見せるコトだと思っていた。



だから誰にも甘えたコトがない。
仕事でもプライベートでもーーー・・・
だから、甘え上手の烈が羨ましいと思う時もあった。


「…私は捺さんの特別な存在になりたい…」



特別な存在…


俺にとって、留奈は特別な存在。


留奈も俺を特別な存在だと思ってくれるのか?



俺の中で何かが変った。


「捺さん?」



身体がその変化に震える。


「ゴメン…その話はまたにしてくれ」


「えっ!?」











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