《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
捺さんは慣れた動作で、私の身体に甘い蕩けるような感覚を与え、心に渦巻いた様々な感情を消していく。



心も身体も・・・



甘い感覚に酔い、私はすべてを捺さんの身体に預けた。



鋭い刃で心臓を抉られるような激しい痛みが身体を貫く。



でもそれが…私たちの繋がり合った証。



最も、深い場所で私たちは一つになり、心と身体を重ねた。



「・・・」

「・・・」



優しく捺さんは私の身体を抱き寄せる。



「…初めてだし、もう少し、優しくしたかったけど、余裕がなかった」


「・・・十分、優しかったですよ…捺さん」



「そっか~」











< 180 / 324 >

この作品をシェア

pagetop