《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
テレくさそうに笑う捺さん。


そして、私の頬に優しくキスをする。



その行動がとっても甘く、普段の捺さんとは別人のような感じ。



「何だか…夢みたいだな…」



「!?」


身体を起こして…私を見つめる捺さん。



逞しく厚い胸板に私は頬を染めて、視線を逸らす。



「夢かどうかもう一度、確かめて見るか?」


「えっ!?」
思わず私は捺さんに見つめ返す。


私の二つの瞳には捺さんの穏やかな瞳と優しい微笑が映り込む。



こんな時にそんな顔するのはある種ずるい感じが…





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