《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
「・・・別にお前は俺の妻として…十分頑張ってる…。自分に鞭打って…どうする?」



「…私はそんなコト…」



「・・・留奈は強情だな…たくっ」


呆れたように捺さんは呟く。


「ゴメンなさい…」


「謝らなくてもいい…来週、パーティがある…夫婦揃って出席する予定だ…。カードを駿也に預けるからドレスを選んで来い…俺のリクエストはセクシーなヤツだ」



「はい」



捺さんは私の作った肉じゃがに箸を伸ばす。



こうして、私の手料理を美味しそうに食べてくれる捺さんの顔の見るのが何よりも至福だった。











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