《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
上着を掴んでいた私の手を掴む桐生社長の手。



「白くて小さな可愛い手だ…。苦労知らずのお嬢さんの手だ…」


「・・・」


「家族を路頭に迷わせたい?俺は…自分に逆らうヤツには容赦ないよ」


「・・・」


私は無理矢理、椅子から立ち上がらされた。


「支払いは後で秘書がする」


カウンターに立つバーテンに言い、そのままバーを出る。



「その前に…来い」


「!!?」







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