《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
「…今まで、ありがとう」



「捺…!?」



「お前の思いに答えられなくてゴメン…」



「・・・別に捺は男には興味ないコトは最初から分かってた。女装しても無駄なコトも…」



「哲…」



「・・・もう直ぐ、11時になります。役員会議の時間です」



「そうだったな~」



哲は椅子を立って、俺のデスクの前に歩み寄る。



二人で社長室を出た。



俺たちは親父の第二秘書の設楽と廊下で鉢合わせ。



「設楽さん…社長に例の件はお伝えしましたから~明日からよろしくお願いします」



「!!?」
明日??
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