《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
桐生社長の馴れ馴れしい手に気を取られて、夜景に集中出来ない。



私は身体を離そうと、揺する。



いともあっさりと、桐生社長の拘束は解かれた。



「ムードを作ってやってるのに…何だよ!?」



桐生社長はイラだった様子で私を睨む。



「!!?」


今度や両手を強引に掴まれて、そのまま唇を塞がれた。



軽いキスと思いきや、いきなりオトナの舌を絡めたディープなキスを落とされた。



力でねじ伏せる傲慢なキスーーー・・・


離そうとしても、口腔の中に入った桐生社長の舌が私の舌に絡まる。


まるで、蛇が獲物に自分の身体を巻き付けて、息の根を止めるように。


私の舌を捕らえて離さない…
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