《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
『結婚』を軽々しく考えていた自分が口惜しい。




俺の留奈に対する想いは深い。



死も二人で分かち合えるコトが出来ればいいと思う。



そうすれば、本当の意味で神の御前で誓い合った言葉通り、永遠の愛になるのに。



俺のキモチの中は留奈に対する想いで溢れかえっている。



でも、その傍らで、砂時計の砂が少しずつ少しずつ時を刻み、零れ落ちるように、永遠の愛は失われていく。



一人の人を愛するコトがこんなにも難しく、甘く苦い想いだと知らなかった。



本当に俺の中で留奈はなくてはならない存在だ。











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