《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
私は帰りがけの車中。


信号待ちで車が停まっているタイミングで、駿也さんに話しかける。



「駿也さんって…彼女居るんですか?」


「!!?」


思わず、駿也さんは後部座席に座る私の方に振り返った。



「え、あ…いえ…あ」


駿也さんは激しく動揺して、言葉もしどろもどろ。


「青になりましたよ!」



「あ…すいません!」


駿也さんは慌てて、前を向き、アクセルを踏む。


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