《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
「行けばいいだろ?」



「えっ!?」



「徳川君に私はコクられたのよ!!」



「だから…何だ?お前…浮気でも、するつもりか?」

何だか…嫌な言い方。


今朝と言い…今と言い…私たちの雰囲気は最悪。



「俺は…仕事があるから…先に寝ろ」


捺さんはダルそうに前髪を掻きあげて、書斎にこもってしまった。




「・・・」


「行くな!」って言って欲しかったのに…
私の思いとは逆の言葉がかえって来た。



それも、何だか…興味なさそうな感じ。
『勝手にしろ』と言わんばかりの態度。


よっぽど、私に依存されるのが嫌みたい。


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