《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
「こんなコト…相談するの…祐君には悪いけど…私…相手の心が見えないの」



「・・・どうせ~政略結婚なんだし、愛し合って結婚したわけじゃあないだろ?」


祐君の言う通りだ。
私と捺さんの間には最初は愛なんて存在しなかった。



「でも、今は…お互いに愛し合い過ぎて…相手の心が見えないとか言うワケ?」



「…う、うん・・・」



「…マジで?俺をフッといて、留奈は酷い女だな~。堂々とノロけんな!!」


「ゴ、ゴメン…」


私は苛立つ祐君に謝った。




「別に…俺も留奈の相手には興味あるし、罠張ってやってもいいぜ~」



「えっ!?」
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