《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
《19》フラれた男の恋情
~捺side~
駿也の話では、徳川の三男の祐はかなりのイケメンらしい。
興味なさそうな振りして、留奈をパーティに行かせたけど、心を秘かにざわつかせていた。
失った時の悲しみを考えると留奈に依存して欲しくないと思うけど。
動揺し、嫉妬する俺はこの時だけ、俺に対する留奈の依存心を都合よく解釈して、キモチを落ち着かせる。
『絶対、留奈は浮気しない!』と呪文のように心の中で自分に言い聞かせて。
哲の電話に受付からの内線。
「社長に会いたいと徳川祐と言う少年が受付に来ているらしいです…どうします?社長」
わざわざ、会社に俺の心をざわつかせたヤツがやって来た。
「・・・」
俺は腕時計で時間を確かめる。
「外出するまで少し…時間あるな~哲…社長室に通してくれ」
「承知しました」
興味なさそうな振りして、留奈をパーティに行かせたけど、心を秘かにざわつかせていた。
失った時の悲しみを考えると留奈に依存して欲しくないと思うけど。
動揺し、嫉妬する俺はこの時だけ、俺に対する留奈の依存心を都合よく解釈して、キモチを落ち着かせる。
『絶対、留奈は浮気しない!』と呪文のように心の中で自分に言い聞かせて。
哲の電話に受付からの内線。
「社長に会いたいと徳川祐と言う少年が受付に来ているらしいです…どうします?社長」
わざわざ、会社に俺の心をざわつかせたヤツがやって来た。
「・・・」
俺は腕時計で時間を確かめる。
「外出するまで少し…時間あるな~哲…社長室に通してくれ」
「承知しました」