《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
「お前は俺と留奈の全てを知ってるのか!?」



「政略結婚で無理矢理、結婚したけど…今は互いに愛し合っているんでしょ?」



俺たちに哲はアイスコーヒーを出す。



俺は少し心を落ち着かせようとアイスコーヒーを飲んだ。



「・・・愛情はあるみたいだけど…少しお互い、空回りしてる感じに俺には見えます」



烈と同じ歳の青二才のガキに俺は…完全に心を見透かされていた。



ヤツの言う通り、俺と留奈は少し空回りしている。



「・・・俺は留奈と永遠の愛を誓っている。でも…その愛情は…互いの命ある限りの話。どちらかが死ねば…その愛は終る。その終わった時の悲しみを大きくしない為に俺は…」



「そんな遠い話を考える前に今を考えないんですか?」



「えっ!?」
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