《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
《20》刹那まで…

~留奈side~

捺さんは私の膝に頭を乗せた。



「ゴメン…」



「あれから哲さんからまた、電話貰って…」



「!?」



捺さんは思わず、身体を起こして、ハッとしたような顔で私を見つめる。



「・・・」


そのまま、捺さんは私を胸に抱き締める。


私は捺さんの肩に顎を静に乗せた。


久しぶりに包まれた捺さんの匂いと温かさに、私は思わず涙が溢れる。



「泣いてるのか?留奈」



「ゴメンなさい…」



捺さんは私の身体を少し離して、距離をとった。



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