《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
哲さんから、秘書を引き継ぎ、捺さんの秘書となった設楽さん。



亡くなられた先代の会長の妾の子供だと捺さんから聞かされた。
捺さんと設楽さんはフクザツな事情を持った血縁者。



捺さん自身も設楽さんとは仕事が非情にやり辛いと嘆いていた。
私だって…この人とはやりにくい。



初対面で、唇を奪った人だからーーー・・・



設楽さんに唇を奪われたコトは捺さんには秘密。




「…何か御用ですか?」



「別に…」



「だったら、出て行って下さい!!」



「そうカリカリしないで下さい…奥様。俺は唯、あなたと仲良くしたいだけです」



「私は別に…あなたとは・・・」


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