《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
「あった・・・」



設楽さんは白の花柄のラメストールを手にして、私の肩を覆った。


「ブローチで止めれば…完璧です」



「・・・あ、ありがとう」


設楽さんのあまりにも素早い行動に、驚いたけど、彼の優しい気遣いに私は礼を言った。



「でも…せっかく社長の頂いた…ペンダントが隠れますね…」



「え、あ…」


 
* * *
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