《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
椿ちゃんの態度も可愛かった。



「ホラホラ、手繋いで!!!」


哲さんは二人の手を強引に繋がせた。



「て、哲!!?」


「…暗がりで離れたら困るでしょ!!」


「それは哲の言う通りだけど・・・」


「早く行きなさい!!」


哲さんに背中を押されて、駿也さんと椿ちゃんは先に中に入っていく。



二人の後ろから私たちも歩く。



「留奈ちゃん…私たちも手繋ぐ?」


「えっ!?」


辺りは暗いから、哲さんはどんな顔して言ってるのか分からない。
躊躇する私の右手を哲さんは強引に握っていた。



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