《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
ホラーハウスで…二人の距離は縮まっていた。



哲さんの立てたプランが順調に二人の仲を深めていく。



フリーパスで、私たち4人は遊び捲くった。


最後はふたりっきりになれる観覧車。



私は哲さんと乗り込む。



「…でもあんたのおかげで…捺は会社でも変った…。キチンと部下を評価できる心の広い、社長になった…」



「えっ!?」



「私には出来なかったコトあんたはやったのよ!私の完敗よ!!」


哲さんはそう呟き、口惜しそうに唇を噛み締めた。



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