《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
《23》人生の岐路

~留奈side~

駿也さんは椿ちゃんを自宅まで車で送迎。



私と哲さんは先にマンションに帰って来た。


マンションの周囲を囲む茂みの影から、大きなリュックを背負った祐君が出て来た。



「留奈!!?」


「あら!?あんた…捺の出張を知って、留奈ちゃんを浚いに来たの?」



哲さんが私と祐君の間に壁のように立ち塞がる。



「別に…留奈よりも…俺には大変なコトが起きてるんだ!!しばらく…留奈のトコで世話になりたい!!」



「それは・・・!?」



いくらツレでも…相手は男だし…
同じ部屋に泊めるのはーーー・・・

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