《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
「俺と留奈は今の妻を迎えるまで…父と子の二人だった。でも、俺は留奈を完璧に愛してあげるコトは出来なかった…なぜなら、俺を裏切って親友と浮気した妻に似てるからだ…」



藤ヶ谷副社長は留奈の想いに気付いていたんだ…。



「例え、留奈が俺を一人の男として慕っているとしても…その想いに応えるコトは出来ない…」



「・・・」



藤ヶ谷副社長は俺を真っ直ぐに俺を見つめ、毅然とした態度で言い切った。



俺の心の中に出来た塊は一瞬で消えた。



「…俺は…本当に心から留奈を愛してます…。幸せにしてみます」










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