《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
「見つけた!!」



薔薇の茂みに隠れた留奈を見つけた。



「…とれない…」


「!?」


薔薇の棘に髪を絡めたしまい、泣いていた。


「ハァー」


何処まで面倒くせぇ~ヤツ。


俺は泣きじゃくる留奈を宥めながら、髪を解く。


「泣くな…」



「ありがとう~」



俺に抱きつく留奈。
クソ生意気な烈と同じで、ウザイけど、何処か?憎めなかった。
俺は留奈の柔かい髪を優しく撫でる。


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