《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
《5》厄介なモテ期

~留奈side~

「オッス!藤ヶ谷」


今まで、挨拶しなかったのに、桐生君が私に挨拶。


周囲の女子達が驚き、私を訝しげに見つめる。



「お、おはよう…」


「お前…兄貴にベタ惚れされてんなぁー」


椅子に座る私の机の上に座り込む桐生君。



「私…何も気に入られるようなコトは…」


唯、単に女子高生の私は世間を知らないから…扱いやすいと思ってるだけで…ベタ惚れだなんて、絶対にない!



「藤ヶ谷さん!!隣のクラスの遠藤君が呼んでるよ!!」


「!?」
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